珈琲きゃろっとの焙煎工房で起きた火災について
2018年の3月29日にコーヒー専門店の珈琲きゃろっとの焙煎工房で火災が発生しました。
火災の原因は建物の老朽化です。
珈琲きゃろっとの焙煎工房は築34年の木造建築になっており、断熱材にウレタンという材料が使用されていたそうです。

ウレタンは現在ではほとんど使用されない、燃えやすい素材だそうです。
火はケガ人も無く、直ちに消防隊によって消化されました。
しかし、屋根は崩れ落ちコーヒーの焙煎で重要な役割をもっている焙煎機が水浸しになってしまったようです。
珈琲きゃろっとのオーナー兼焙煎士である内倉さんは、水に濡れた焙煎機を見て、「営業はしばらくダメか・・・」と思ったそうです。
しかし幸いな事に、火災の翌日には焙煎機を作成に携わった井上さんと藤森さんが長野から焙煎機のチェックをしに来店。
その後焙煎機に大きな被害はない事がわかり、火災後すぐに珈琲きゃろっとは営業を再開しています。

現在は火災はなかったかのうように、毎日美味しいコーヒーを焙煎しています。
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火事を免れたこの焙煎機は珈琲きゃろっとの味を保証する非常に大事なものです。
今回の記事では、火災を免れた珈琲きゃろっとの焙煎機とそれにかける熱い想いについて見ていきたいと思います。
火事を免れた珈琲きゃろっとの焙煎機と焙煎にかける想い
コーヒーの味は、豆の品質や豆の保管方法、ドリップの方法など様々な物に影響されます。
今や良い豆はインターネット通販で手に入りますし、保管やドリップに関してもさほど難しい事はありません。
美味しいコーヒーを飲む為に必要なこれらの条件は現代では簡単に手に入れる事ができます。
しかし、焙煎という工程だけは決して簡単な物ではありません。
焙煎とは・・・
焙煎とは一言で言うと、生の状態のコーヒー豆を煎って普段目にするコーヒー豆に買える加熱作業の事です。
ロースト、乾煎りと呼ばれる事もあります。
コーヒーマニアの方の中には極まれに自宅で焙煎作業を行う方もいますが、非常に難しい作業です。
レシピ通りに毎回同じ火力で同じ時間豆を煎れば良いという訳ではありません。
お米の味がそれぞれ違うように、コーヒー豆も産地や育った環境によって、水分量や形が違います。
それぞれの豆の特徴を認識したうえで焙煎の方法を細かく変えていかなければならないのです。

一言にラーメンと言っても店によって美味しいラーメンもあればまずいラーメンもあります。
それは、ラーメン職人の腕にかかっていると言えますが、コーヒーの焙煎も誰がやっても同じ味になるという訳ではありません。
れっきとした職人技なのです。
珈琲きゃろっとのオーナー兼焙煎士である内倉さんは、コーヒーの焙煎の全国大会である「ローストマスターズ・チャンピオンシップ」の優勝経験を持っています。
つまり、珈琲きゃろっとは実は日本一の焙煎職人が焙煎したコーヒーを飲む事ができる通販なんですね。
珈琲きゃろっとの焙煎機とへの半端ないこだわり。
日本一の焙煎士である内倉さんが強いこだわりを持っているのが、珈琲きゃろっとの焙煎機です。
内倉さんが言うには「焙煎技術が素晴らしくても、焙煎機がダメだったら美味しいコーヒーは作れない」という事です。
珈琲きゃろっとの焙煎機は、井上製作所という所にオーダーした世界に一台しかない特別な焙煎機です。

メジャーリーガーのイチロー選手が、自分のバットを専属の職人に作ってもらっているように、一流は使う道具も一流の物を利用しているんですね。
珈琲きゃろっとの焙煎機の特徴としては以下のような物があるようです。
- 火力と排気のコントロールによって、安定した焙煎が可能
- 焙煎に十分な熱量を発生させることができる
- 士リンガーの回転数の制御が可能
- 排気ファンの回転数も制御が可能
非常に専門的な知識になっていますが、こんな性能を持った焙煎機は現在世界中で珈琲きゃろっとの物だけだと言います。
完全にオーダーメイドの世界にひとつだけの焙煎機なので、火災で焼け落ちてしまっていたら、また焙煎機は最初から作り直しです。
焙煎機が火災の被害を免れる事ができて、本当に良かったですね。
ちなみに、ここで取り上げた珈琲きゃろっとの焙煎機への拘りはほんの一部です。
珈琲きゃろっとの公式サイトから、焙煎機へのこだわりを見る事ができますので、ぜひご覧ください。
当サイトでは他にも珈琲きゃろっとに関する記事を扱っています。
>>>珈琲きゃろっとを実際に飲んでみた口コミ|夫婦で飲んでみた
>>>珈琲きゃろっとは店舗で買える?|どこで買えばいい?
>>>珈琲きゃろっとでエスプレッソを飲む|自宅で簡単にエスプレッソを